タイ映画「Love U Kohk-E-Kueng」（2020年）超おすすめ！キャストとあらすじ

おすすめ度：★★★★★　とにかく楽しすぎるホラーコメディ！

Netflixで絵に描いたような明るく楽しいタイらしさ全開のタイ映画「Love U Kohk-E-Kueng」（2020年）を観ました！これは楽しい！本当に楽しい！ジャンルとしては一応ホラー映画になるのだと思いますが、ホラー要素をすべて笑いに変えてしまうホラーコメディの傑作。タイ映画ファンにはぜひ一度は見てほしい作品です。

キックボクサーを目指す青年の恋物語

物語の舞台はタイ東北地方のイサーンにある村。プロのキックボクサーを目指すブグポルが大好きな恋人マムには、それはそれは厳しい外国人の父親がいる。ブグポルはマムに求婚し、父親に結婚を許してもらうように頼むも、なんくせをつけてまったく聞く耳を持たない。

それでも絶対にあきらめないブグポル役をウィアー・スコラワット・カナロット（Sukollawat Kanarot）、ブグポルの恋人マム役をステファニー・オーニグ（Stephany Auernig）が演じています。

村に現れた父親のお化け

一人娘をめぐる父親と婿の攻防のストーリーかと思ったら、ある日突然、交通事故で父親が死亡。しかし、この世に未練しかない父親はなんと幽霊になって村に出没するように！はちゃめちゃのドタバタで笑いっぱなしの90分です！

この映画、見方によっては途上国のローカル・エンタメ感が強すぎるかもしれませんが、そのクオリティをグッと引き上げているのがハリウッドでも活躍するウィアー・スコラワットの存在！幽霊になって出てくる父親が外国人（タイ語ペラペラ）という点も非常におもしろいです。

伝統的な文化的美しさが残るタイ北部の景色と、2020年の近代的なユーモアが融合した傑作の最後には、ウィアー・スコラワットたち出演者が一斉に踊るダンスシーンも！ボリウッドを連想させる終わり方に心踊らされること間違いなし！

このダンス、本当にタイの田舎っぽくて、何度も繰り返し見てしまいます！

このダンスに出てくるなんとも奇抜なお寺が気になったので調べてみたら、東北地方（イサーン）のナコーンラーチャシーマー県にある寺院「ワット・バーンライ」。タイの地方にはインスタ映えしそうなお寺やパワースポットがたくさんあります！