おすすめ度：★★☆☆☆
U-NEXTでGMMTVのタイドラマ「Friend Zone / フレンド・ゾーン」（2018年）を観ました。シェアハウスで暮らしている男女とその仲間たちの人間関係とラブロマンスを描いたドラマ。ちょうど日本の「テラスハウス」のごたごたをドラマにしたような展開で、とにかく登場人物が多く、全体のストーリーよりもキャラクターありきの内容。シントーやリー・タナットも出演しているGMMTVらしい「トレンディ感」のある作品です。特別おもしろくはないものの、他に見るものがない時にはおすすめ。
とにかくキャストが多い…
このドラマはとにかく登場人物が多いため、一体誰がストーリーの中心人物なのか、わかるようでわかりません…。ドラマ紹介を見ると、一軒家をシェアしてなんとか生活している女の子2人ボヨとブームを中心としたストーリーのように見えますが、実際はそうでもない。元々シェアメイトだった男の子スタッド、新しく入居したグッド、ボヨとブームの友達のアース（スタッドの会社同僚）とその彼氏のサム、さらにはブームのつれない彼氏とあやしい元彼… そして、もっともっとも出てきます。ついでにその両親や兄弟、友達も…。
アース役のSOTUSシントー
おそらくたくさんいるキャストの中で「最もまともでいい人」なのがアース。アース役は「SOTUS The Series」「SOTUS S」のシントー・プラーチャヤー・ルアングロード（Singto Prachaya Ruangroj）が演じています。しかし、アースはお医者さんの彼氏サムが好きすぎて大変。医者の仕事に忙殺されるサムにとって、アースの愛情表現がたまに重荷だったりします。しかも、アースとサムの暮らすアパートに居候しにやってきたスタッドが、アースからサムをBL略奪愛。これはヤバいやつ。
グッド役はBaker Boysのリー・ターナット
もう1人注目するとしたら「Baker Boys / ベイカー・ボーイズ」のリー・ターナット・ロークンナソムバット（Lee Thanat Lowkhunsombat）。ボヨとブームのシェアハウスに新しくやってくる男の子グッド役を演じています。相変わらず藤木直人にしか見えません。このドラマではまあいい人だけど、ちょっと軽い男。遊び人とは少し違うのかもしれないけど、とにかく軽い。
サム役はオー・マイ・ゴーストのナット
ほかにもたくさん人気の俳優さんが出演していると思うのですが、目立ってこの人というのもないかなという感じ。ちなみに、シントー演じるアースの彼氏サムは「オー・マイ・ゴースト / Oh My Ghost (OMG)」でパリン警部を演じたナット・サクダトーン（Nat Sakdatorn）。GMMTV特有のアイドル感はない反面、演技が他の俳優さんより上手な印象。
人間関係って複雑！
このドラマの「Friend Zone」というタイトルにもあるとおり、たくさんいる登場人物それぞれにとっての人間関係が「友達」のラインを超えるか超えないかが大きなポイント。友達の距離感ってはっきりとあるようでなく、しっかりしているようで簡単に壊れるもの。住むところをシェアすると物理的に距離が近いので、いろいろなごたごたが起こりやすく、人間関係も傷つきやすい。そう、まさにこれ、テラスハウスですよ、ね？
というわけで、タイドラマ「Friend Zone」は他に見るものがない時におすすめのドラマです！
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