超おすすめのタイBLドラマ「My School President」(2022年)。主人公の高校生ガンが部長をつとめている音楽部のバンド「チンチラ」は、それぞれのエピソードでストーリーにあった歌(OST)を披露しています。ということで、今回はそのOSTをチェックしながら、ストリーを振り返ってみたいと思います!
どの歌もいわゆるミリオンヒットのような楽曲ではないのですが、歌詞がそれぞれのシーンにとてもよくフィットしていて、とってもイイ感じ。Hot Wave音楽賞という高校生バンドのコンテストを目指すストーリーならではの楽曲になっていて、「My School President」はミュージックドラマとも言えると思います。
このドラマのオープニング曲「You've Got Ma Back」。ドラマを通して何度も流れるのでとても耳に残る一曲。生徒会がDJを務める校内放送で流れたり、ライブで歌われたりします。とっても軽快なのに張り切りすぎてない感じがイイ!
第1話で許可を取らずに演奏して警備員に怒られるシーンで歌ったカバー曲。個人的にこのドラマで一番好きな一曲。このシーンで歌うガンに虜になってしまうティンの表情がめちゃくちゃイイ!
お寺で開催された宗教祭の民謡コンテストでチンチラが優勝した際に披露したカバー曲。途中からタイの民謡アレンジに変わるポップで楽しい一曲。すごい耳に残ります。「1週間以内に功績をあげなければ廃部!」からのコンテスト優勝。このエピソードはとってもよかった!
音楽部をなんとか廃部に追い込みたい校長先生のもくろみで楽器を没収されてしまった音楽部が、先輩が経営するバーでドラムを譲り受けるために歌ったカバー曲。このシーンで、なんとかしてガンを助けたいティンが、子どもの頃のトラウマを乗り越えてステージで歌声を披露する。
「中間試験で全員合格」という難題を課された音楽部。体育クラスの社交ダンスの試験で、ティンとガンが踊っているシーンで頭の中に流れた曲「Come Closer」。この曲はチンチラのガン以外のメンバーのみが演奏し歌っている珍しい一曲。
「Hot Wave音楽賞が終わるまで恋人を作ってはいけない」という音楽部の「鉄の掟」。この規則を破りそうになったヨーが、ティンダーで出会ったガールフレンドのノックに贈ったダンス曲「Smile Please」。この曲でみんな一緒にダンスに挑戦します!生徒会長のティンもね!
音楽部の最大の目標「Hot Wave 音楽賞」のエントリー作品。ミュージックビデオにしたほうが審査員により届くのではということで、みんなで撮影し、自主制作したカバー曲。歌以上に、MVで展開される3組のBLドラマに注目!実際にドラマの中でもこの3組のBLが進行していきます!
音楽部でいろいろあって、元気がないガンにお母さんが贈ったカバー曲。歌い出しはお母さんから始まりますが、次々とチンチラのメンバーがリレーしていくバラード。この歌の中にもドラマが織り込んであって、しっとりと心に響く一曲です。ミュージカルとはまた違うこの展開がとてもイイ!
ティンとガンが歌う「Hook」。オープニング同様、ドラマ全体を通してティンとガンのテーマ曲のように流れてきます。エピソードのシナリオにあわせて「Love, love, I need somebody to love」のフレーズが優しく響く一曲。MVもカワイイ仕上がりに!
Hot Wave音楽賞の決勝に向けて、音楽部のみなで泊まりがけのビーチ旅行にいった時に、サウンドがウィンのために書いた歌「No One Else Like Me」。ヨック先輩に言われて、サウンドが独自に作詞作曲に挑んだ作品です。そして、この曲の歌詞に込められたメッセージに、ウィンがやられる…!
Hot Wave音楽賞の決勝ラウンドで、チンチラが披露した歌「Let Me Tell You」。学期休みの一ヶ月をかけてガンがティンやここまで支えてくれた人たちのために作詞作曲した一曲。「伝えたいんだ」という歌詞がいい。この曲で最優秀高校バンド賞を掴む!はずっだったんですが…。
一年前のHot Wave音楽賞で、優勝を逃したヨック先輩たちに、当時高校2年生だったガンたちが贈った歌「Healing」。最優秀高校バンド賞を逃してしまい、燃え尽きてしまったガンたちに、ヨック先輩が動画で送ってくれたもの。音楽賞以降、歌が歌えなくなっていたガンは、これを機にもう一度立ち上がる。
音楽祭が終わり、ガンとティンの高校生活も終わりに。卒業式前のプロムナイトで、チンチラが歌った「Rock & Star」。一度きりの高校生活、みんなに「ダメなやつらだ」と思われ、「焼肉を食べてるだけだ」と言われて、悔しくないか?と奮起し、チンチラは最後に最高のステージを届けた。
最終回(第12話)で卒業式の後にチンチラがみんなで歌う「Once Upon a Time」。本当に本当に、これが最後の歌。高校生活にさよならを告げるあの瞬間に、慣れ親しんだ部室や教室を去るノスタルジーや将来への期待と不安といった、入り混じるさまざまな感情を爽やかに歌った一曲。心に響きます。
ガンがバンド活動を通して歌手を目指すというシナリオが、登場するすべての歌を色鮮やかで生き生きと、共感できるものにしているのがこのドラマのすごいところ。
歌って、歌詞をメロディにのせて、それを聞いてくれる人の心に届けるもんなんだなぁと改めて感じます。どんな状況であれ、誰に対してであれ、思いを伝えるって、そんなに簡単なことじゃないですからね。
というわけで、今回はGMMTVのタイドラマ「My School President」のOSTをチェックしてみました!このOSTを見るだけで、ドラマ全体がレビューできてしまう優れものばかりです!
まだドラマを観ていない方はぜひこちらもチェックしてみてください!
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