おすすめ度:★★★★★ 笑いとともにタイ人の日本愛が見える映画です!
タイの人気俳優サニー・スワンメーターノンが主演する映画「BROTHER OF THE YEAR / ブラザー・オブ・ザ・イヤー」(2018年)は、ダメな兄チャットと優秀な妹ジェーンの兄妹愛を描いたコメディ作品。とってもおもしろくて笑いっぱなしです。
兄チャット役はサニー・スワンメーターノン、妹ジェーン役はヤヤ・ウッラサヤー・セパーバン、ジェーンの婚約者にニチクン・バック・ホラウェーチャクン。チャットとジェーンはフランス人の父親とタイ人の母親の間に生まれたハーフで、お父さんは子どもの頃にフランスに帰ってしまったという設定。タイではハーフの俳優さんが活躍していて、こうした設定が登場することがたびたびありますね。
タイの日本愛がよくわかる映画
この映画のおすすめポイントはなんと言ってもタイ人の日本愛!タイでは日本が大人気で、日本食の店はバンコク中にあり、日本語の看板を見ないところもないくらいです。作品の中で、頭が良くしっかり者の妹ジェーンが日本留学から帰国するところから始まるのですが、その後の就職先も日系の洗剤会社である「シルク」。広告会社のクリエイティブとして活躍していた兄チャットとの自宅内外での戦いが始まります。
映画の中で日本が大きく関係しているためか、2018年には「第31回東京国際映画祭」の上映作品になっていたそうです。
日本人社員モジ役のニックンにも注目!
ジェーンの婚約者の役にシルクの社員モジが登場し、映画はいつの間にかタイと日本の交流ドラマのような展開になります。モジはタイ人と日本人のハーフで、日本人の母親が後半に登場するのですが、フルネームは「モチカワ・タカハシ」。日本人なら絶対に「え…?」と思ってしまいますが、何事もなかったように話が進んでいきます。
映画終盤、ジェーンとモジが結婚し、モジは日本へ帰国するように会社に言われ、ジェーンとともに日本へと引っ越します。そのころ口論から連絡をとらなくなっていたチャットとジェーンですが、チャットが日本のジェーンの家を訪れて、日本の自宅で甥っ子に会うシーンもあります。というわけで、何かにつけて日本が最初から最後まで出ずっぱり。
この日本人モジ役を務めているのが、K-POPアイドルグループ「2PM」のメンバーとして韓国を中心に活動しているニチクン・バック・ホルベチクル(ニックン)。お父さんがタイ人なのだそうです。日本のドラマにも出演しているそうですね。劇中、ジェーンの採用シーンなど日本語を話す場面もあります。
というわけで、「BROTHER OF THE YEAR / ブラザー・オブ・ザ・イヤー」おすすめです!
あわせて観たい作品
同じくサニー主演のめちゃくちゃおもしろいタイ映画が「I Fine...Thank you.. Love you」です。最初から最後の手前まで本当にずっとふざけている傑作コメディ。急に渡米した日本人の彼女に振られ、英会話を学び始めたエンジニアのイム役をサニーが演じています。東南アジアで大人気の日本人女優蒼井そらさんも登場します!
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